稀風社ブログ

稀風社ブログ

稀風社は鈴木ちはね(id:suzuchiu)と三上春海(id:kamiharu)の同人誌発行所です。問い合わせはkifusha☆gmail.com(☆→@)へ。

【告知3】歌集の表紙が完成しました

 id:kamiharuです。
 前回の更新で予告していましたが、5月6日の第十四回文学フリマで頒布する歌集『さよならが来るのを待っている君へ』の表紙が完成しましたのでお知らせします。
 まずは、見ていただくのがはやいでしょうか。クリックで拡大できます。


f:id:kamiharu:20120411015410j:plain


 本はB6サイズ、横書き、左開きになります。B6サイズといいますと、一般的な青年マンガとおなじくらいの大きさらしいです。そして表紙イラストは、表表紙と裏表紙をぐるりと跨ぐ形になります。
 ですからこの表紙イラストの、右半分がだいたい表表紙、左半分が裏表紙になるはずです。
 文学フリマ当日はぜひ、この表紙を目印にしてください。


 さて、表紙イラストを描いてくださった方からコメントをいただいています(といいますか、私が無理を言って、書いていただきました)。
 以下に、引用します。

 コメント難しいです。
 情けないことですが私は今のところ自分自身を語る言葉しか持っていません。
 たまに書評や感想を書いたりはするのですがそれもすべて形を変えた自分語りです。
 それは当たり前のことなのかもしれませんが、この「すずちうさんとカミハルさんの歌集へのコメント」と言う場所で自分語りをしてしまうのはとても嫌なのです。
 それじゃひとの本の表紙を描くなんてもっと駄目だろうと言う話ですが、それはまたちょっと別で、私にとって絵は本来の自分自身から遠ざかるためのものなので……
 と言う感じでやっぱり自分語りになってしまいます。


 初めて喫茶店で人を待つのにそわそわしないなんて天使か http://twitter.com/kmhr_t/status/53404347215790080


 練習のとおりに選手宣誓をできてよかった 本当によかった http://twitter.com/suzuchiu/status/131400424807862272


 自分がtwitterでfavoriteした歌の中から引かせていただきましたがやはり自分の文脈で消費してしまっているだけな感じがします。
 とにかくお二人の初めての歌集に少しでも力添えができていれば嬉しい限りです。



 コメントしてくださり、ありがとうございました。
 紹介が遅れました。表紙イラストを描いてくださった方は、.あいあさん(@dot_aia)、という方です。
 https://twitter.com/dot_aia
 http://dot-aia.tumblr.com/


 .あいあさんに表紙イラストを描いていただくまでの経緯について、すこしだけ、紹介したいとおもいます。
 .あいあさんと私たち稀風社ははじめ、インターネットを、ツイッターを介して出会いました。調べたところ.あいあさんがツイッターをはじめたのが2010年の11月末なので、本格的に「交流」をはじめたのは、だいたい一年~一年半前のことになるのでしょうか。id:suzuchiuさんは歌集の作成に際し.あいあさんと直接出会ったそうですが、まだ、私は、オフラインで.あいあさんと出会ったことがありません。
 北海道と東京はあまりにも遠い。ですが、インターネットは、距離を簡単に飛び越えてしまう。
 不思議なものです。


 歌集を作ろう、と計画してから何ヶ月か経ったのち、去年、2011年の11月ころに、「.あいあさんに表紙を描いてもらおう」と私たちは考えました。それからすずちうさんが.あいあさんに依頼、あいだにどのような経緯があったのか私は把握していないのですが、今年に入ってから、本格的に.あいあさんの参加が決定しました。
 それからまた何ヶ月か経ち、あいだにいくつもの改作を経て、ついに完成した作品が上のイラストです。
 つい先日完成したばかりの、できたての作品です。


 .あいあさんには、私とすずちうさんのスカイプでの会議に参加し、イラストだけでなく歌集の中身についてまで、さまざまに関わっていただきました。
 もはや稀風社の第一歌集『さよならが来るのを待っている君へ』の、三人目の著者といっても過言ではない、と私は勝手におもっています。
 あるいは、稀風社の第三のメンバーです。
 .あいあさんへ、この場を借りてお礼を書かせていただきます。
 本当に、ありがとうございました。
 またなにか機会がありましたら力添え、あるいは参加、していただけると嬉しいです。あるいはイラストで、あるいは短歌で。


 広報ブログでありながら個人宛のメッセージで文章を終えてしまい、申し訳ありません。


 さて、というわけで表紙も完成しまして、いよいよ入稿も間近にせまっているらしいのですが、次回からは当ブログにおいては前回の更新で告知したように、「すずちうによるカミハル短歌論」「カミハルによるすずちう短歌論」を掲載したいとおもいます。
 まずは、私が無理言ってすずちうさんに書いていただいたカミハル短歌論、『カミハルさんの短歌について』を連載します。
 全四回です。そして第一回目の更新はさっそく明日、4月13日(金)を予定しています。
 お楽しみに。