稀風社ブログ

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稀風社は鈴木ちはね(id:suzuchiu)と三上春海(id:kamiharu)の同人誌発行所です。

第15回文学フリマを終えて、および稀風社配信題詠記録

 id:kamiharuです。
 本日、第15回文学フリマが終了いたしました。
 新刊『稀風社の冒険』の頒布率ですが、無事、目標に達したようです。稀風社のブースまできてくださったかたがた、ありがとうございました。また稀風社に原稿をおよせくださったゲストのみなさま、改めて、ありがとうございました。
 次回の文学フリマへ、稀風社の参加がもしありましたら、そのときはまた、みなさまよろしくおねがいいたします。


 新刊『稀風社の冒険』ですが、電子版の作成、書店への委託等については現在はまだ検討中です。要望が多ければ、それぞれ実現に近づくとおもいます。それぞれ希望のあるかたは当ブログまたはツイッター(@kmhr_t)にて声をかけてくださればとおもいます。
 ひとまずは、どちらも未定ということで、続報をお待ちください。


 さて文学フリマについては以上として、以下に、これまでの稀風社配信で行った題詠についてまとめておきます。


【稀風社配信第一回 10/27(土)】
 ゲスト短歌紹介のみ。題詠なし。
【稀風社配信第二回 11/3(土)】
 ゲストの短歌の紹介、題詠「坂」「罪」

「坂」
【1】物心つくまで5秒そんなとき坂の上から手を振っていた
 (作:はしご 選:かみはる,すずちう)
【2】みな川は坂 遡上する生き物は我より若く純潔なりき
 (作:かみはる 選:はしご)
【3】それきりになってしまうと知りながらあいさつをする坂は無番地
 (作:すずちう 選:じょーねつ)
【4】舗装されそこねし坂に原動機付自転車車轍残しぬ
 (作:じょーねつ)

「罪」
【1】鼠殺し人間達が”つぐないのカラカラ”を回す手の甲で回す
 (作:じょーねつ) 
【2】温かき罪状の束抱き留めて印刷室を出で来し女
 (作:すずちう 選:かみはる,じょーねつ,すずちう)
【3】殺された罪でもっかい殺された 月の見えない夜で良かった
 (作:かみはる 選:はしご)
【4】つみぶかい悪党どもは夜あるく牛乳瓶のフタを集める
 (作:はしご)

【稀風社配信第三回 11/9(金)】
 題詠「コンパクトデジタルカメラ」

「コンパクトデジタルカメラ」
【1】真白き指にふれたるコンパクトデジタルカメラは冷たきみづべ
 (作:かみはる)
【2】コンパクトデジタルカメラ火にくべて みかん 潮騒 わせみかん 砂
 (作:すずちう)
【3】ペンギンもキリンもパパもはなになる コンパクトデジタルカメラいらない
 (作:じょーねつ 選:じょーねつ,はしご)
【4】コンパクトデジタルカメラのタイマー「」傾いたのは誰だったのか
 (作:はしご 選:かみはる,すずちう)

【稀風社配信第四回 11/17(土)】
 題詠「女の子」
 折句「きふうしや」

「女の子」
【1】鏡にも時間は流れる忘れてた女の子だった女の子が
 (作:はしご)
【2】県知事にたんぽぽを売る女の子『おとなになったらたんぽぽうえる!』
 (作:じょーねつ 選:かみはる,じょーねつ,すずちう)
【3】教会から白い服の女の子が出てくる君はそれを信じる
 (作:かみはる 選:はしご)
【4】フローズン女の子くう左利きの人の右手の携帯電話
 (作:すずちう)

折句「きふうしや」
【1】きみがまだふたつの頃を裏紙の白いチラシを山ほどすてる
 (作:すずちう)
【2】木々をただ震わせる風 生まれてく 知らないうちに病んでいる人
 (作:かみはる 選:かみはる,じょーねつ)
【3】消えていく風船がまた浮かんでは知らない街を矢印で差す
 (作:はしご 選:すずちう,はしご)
【4】「機内食」「ふじつぼ」「みかん」「馬のメシ」「死後」「死後の世界」「やさい」「シャンプー」
 (作:じょーねつ)



 稀風社配信はひとまず前回の第4回をもって一時終了となります。ですがこれから、不定期に同様の配信をしていこうかと、現在計画中です。
 題詠のみならず新しい企画を行ったり、また新しいゲストを招いたりなど、いろいろと新しい試みができたらなと、漠然とですが考えています。
 続報をお待ちください。


 以上、id:kamiharuでした。