稀風社ブログ

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稀風社は鈴木ちはね(id:suzuchiu)と三上春海(id:kamiharu)の同人誌発行所です。

稀風社文フリ19新刊紹介―「あたらしい遠足」「稀風社の嬌声」―

 稀風社の文学フリマ19の新刊について紹介します。


【小説合同誌:新しい遠足】
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【目次】
月夜のドライブ - 尾瀬みさき(@sawaon)
愛はすべて、そしているか - 三上春海(@kmhr_t)
妖怪ウォッチ - 情田熱彦(@johnetsu)
レガシー - ヤナギメバル(@fumble__)
白球と葬送 - 鈴木ちはね(@suzuchiu)
あとがき

装丁・題字 - ねむる(@nemuruBlue)

頒価:500円

 一冊目は稀風社では初となる小説オンリーの合同誌です。尾瀬みさきさんは稀風社の冊子に寄稿していただくのははじめてとなります。


「吸血鬼は月に行けると思いますか」
「犬でも行った宇宙だ」
「昼も夜もない世界で、焼かれて死んだりしませんか」
「それはそれで悪くないような気がする」
「だめですよ。行くならちゃんと月まで行ってください」
「君がそういうなら頑張ってみるよ。六分の一の重力で生まれ育った人間の血の味っていうのも、ちょっと気になるし」

   ――月夜のドライブ(尾瀬みさき)


「ただの隙間だよ。役割の与えられた隙間。あるいはかつて役割を与えられていたけど、今ではその役割がなんなのかわからなくなっちゃった、そういう隙間があるんだよ」
   ――レガシー(ヤナギメバル


【短歌誌:稀風社の嬌声】
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【目次】
稀風社配信まとめ
・第13回 - 題詠「貝」
 参加者:鈴木ちはね(司会)、三上春海、情田熱彦、木屋瀬はしご、佐々木朔(ゲスト:早稲田短歌会)
・第14回 - 題詠「砂」
 参加者:三上春海(司会)、鈴木ちはね、情田熱彦、木屋瀬はしご、中村美智(ゲスト:北海道大学短歌会)、石井僚一(ゲスト:北海道大学短歌会)
・第15回 - 題詠「あいさつ」 
 参加者:情田熱彦(司会)、鈴木ちはね、三上春海、木屋瀬はしご、直泰(ゲスト:帰らせてくれ。)
評論:石井僚一特集
・まだ歌人じゃない -石井さんについて- 三上春海
・石井僚一「父親のような雨に打たれて」を読む 鈴木ちはね
短歌
・氷る月の世界で 三上春海
普通科高校の劣等生 鈴木ちはね
頒価:500円

 2冊目は短歌関係の冊子です。すてきなゲストを呼んで行ったSkype歌会「稀風社配信」の文字起こしの他、鈴木ちはね・三上春海の新作短歌7首、加えてふたりの緊急寄稿による評論『石井僚一特集』を収録します。石井僚一特集ではTwitterで話題を呼んだ鈴木さんのブログ記事の再録のほか、三上春海が上記の記事に触発されて二日で書き下ろた散文が収録されます。

上記の連作それぞれを編むたびに「短歌わかんねー」と言いながら、小さい文字で短歌がびっしり印刷されたコピー用紙を手に、「見てもらいたいんですけど」と言う石井さんをわたしは知っている。それをわたしはひとりの「人」が「歌人」に変わりゆく過程として見知っている。石井さんに「石井さんって歌人ですか」と聞いたら、彼は「えー?」とはにかみながら、きっと答えをはぐらかすだろう。彼はまだ、少なくとも彼自身にとっては歌人ではない。彼はまだ歌人じゃない。でも、これから歌人になってゆく。
   ――まだ歌人じゃない -石井さんについて-(三上春海)


 頒価はどちらも500円となります。文フリ19は11/24(月)、平和島東京流通センターにて開催です。ブースはF-11となります。文フリは入場無料です。どうぞよろしくお願いします。当日は三上は会場に向かいません。ブースには鈴木、情田らがいるとおもわれます。
 今回頒布する冊子について、稀風社を通しての通販はおそらく行われないとおもわれます。残部が発生した場合には中野区のタコシェさまにて委託販売を行うかと思いますが、発行部数は多くないため、場合にはよっては会場内で売り切れるかもしれません。どうしても手に入れたいというかたは@suzuchiuまたは@kmhr_t宛に、もしくは当ブログのコメント欄にて、取り置きをご依頼ください。
 それでは、どうぞよろしくお願いいたします。 id:kamiharu