稀風社ブログ

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稀風社は鈴木ちはね(id:suzuchiu)と三上春海(id:kamiharu)の同人誌発行所です。問い合わせはkifusha☆gmail.com(☆→@)へ。

稀風社の水辺(第29回文学フリマ東京新刊)

 2019/11/24(日)開催の第29回文学フリマ東京にて新刊『稀風社の水辺』を頒布します。


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表紙(photo by @suzuchiu)

『稀風社の水辺』内容

作品

  • 献本御礼/論(二〇一六) (三〇首)

  |三上春海

  • 飛び込んでくる (一二〇首)

  |水沼朔太郎

  • 失業給付 (五〇首)

  |鈴木ちはね

  • ずっと前 (一〇首)

  |鈴木ちはね

 『稀風社の水辺』のゲスト寄稿は水沼朔太郎さんです。
 自選作品集とも呼べる一二〇首連作「飛び込んでくる」を寄稿いただきました。
 作品の掲載誌を募集する水沼さんのnoteでの記事を読み、作品を読む前に稀風社から声をかけ掲載となった、というやや異色の経緯を経てのゲスト寄稿です。
 また本誌では鈴木ちはねの第一回笹井宏之短歌賞最終選考候補作「失業給付」全五〇首が掲載になります。
 そのほか、鈴木ちはねの新作と三上春海の未発表作が掲載です。


散文

  • 最近考えていること

  |鈴木ちはね

  • そして歌人になった ―続・石井さんについて―

  |三上春海

 鈴木ちはねの散文「最近考えていること」では、睦月都氏の時評「抑止する修辞、増幅しない歌」(「短歌」2019.10)で取り上げられた自身の作品を受け、短歌定型と「増幅」という現象を巡って考察が展開されます。
 「そして歌人になった」は石井僚一氏の「短歌をやめた日」(「短歌研究」2019.11)という作品を題材にとった私記録性のつよいエッセイです。

その他

1.通販・委託
 文学フリマ後、東京は中野区「タコシェ」さま、大阪は中崎町「葉ね文庫」さま、札幌は「がたんごとん」さまなど各地の書店に委託販売をお願いする予定です。
 通販でのお求めは「タコシェ」「がたんごとん」さまほか一部の書店を通じて行っていただけるようになる予定です。詳しくは続報をお待ちください。
 なお文学フリマ後の自家通販の予定は現在のところありません。ご了承ください。
2.頒価
 文学フリマでの頒価は500円を予定しています。
3.文学フリマ
 文学フリマWEBカタログの稀風社ブースのUrlはこちらです。
 稀風社 [第二十九回文学フリマ東京・詩歌|俳句・短歌・川柳] - 文学フリマWebカタログ+エントリー
 文学フリマ11/24(日)11:00-17:00より東京流通センター第一展示場にて行われます。入場無料です。
 稀風社ブースはツ-48です。お待ちしております。


 以上、どうぞよろしくお願いいたします。(三上)


尻もちを一日一回つきなさい日本の新書もここまできたか
観覧車に乗って観覧車が見たい観覧車から観覧車見えない
 水沼朔太郎「飛び込んでくる」


東京に住民票を置かないで住んでたころに見ていた川だ
スケートボードに乗れる人ジャンプできる人天才かよと思ってしまう
 鈴木ちはね「失業給付」


「謹 呈           著 者」
 三上春海「献本御礼/論(二〇一六)」