稀風社ブログ

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稀風社は鈴木ちはね(id:suzuchiu)と三上春海(id:kamiharu)の同人誌発行所です。問い合わせはkifusha☆gmail.com(☆→@)へ。

【告知】『あたらしい遠足』『稀風社の嬌声』委託のお知らせ

 稀風社の文フリ19新刊『あたらしい遠足』『稀風社の嬌声』の二冊があたらしく、東京都中野区中野ブロードウェイ内にあります「タコシェ」さまに委託されることになりました。頒価は500円+税となります。
 新刊の詳細については以下の記事(1)をご参照ください。また『あたらしい遠足』については記事(2)もご参照ください。
 1.稀風社文フリ19新刊紹介―「あたらしい遠足」「稀風社の嬌声」― - 稀風社ブログ
 2.『あたらしい遠足』に関するお詫びと訂正 - 稀風社ブログ
 「タコシェ」さままで電話等により直接問い合わせていただければ、通販をすることも可能となっています。また「タコシェ」さまには上記の新刊のほか、現在は『さよならが来るのを待っている君へ』『海岸幼稚園』が委託されています。


 また、北海道は札幌市でも稀風社の既刊・新刊の販売が行われることになりました。来る12/7(日)のらっこ歌会さまの一周年記念イベント内「詩歌フリマ」に、『あたらしい遠足』『稀風社の嬌声』『海岸幼稚園』を出品いたします。頒価はどれも500円を予定しています。札幌近郊のかたはこちらもぜひよろしくお願いいたします。
 らっこ歌会 | らっこ歌会1周年記念イベント『謹んでお祝いおでんしつつ』開催!

「月夜のドライブ」訂正版 全文掲載

 稀風社の文フリ19新刊『あたらしい遠足』に収録の小説作品「月夜のドライブ」(作:尾瀬みさき)の訂正版を全文掲載いたします(掲載にあたっての経緯は次のリンクをご参照ください)。
 『あたらしい遠足』に関するお詫びと訂正 - 稀風社ブログ
 『あたらしい遠足』を購入されたかたはもちろん、そうでないかたにも広くご覧いただければとおもいます。
 『あたらしい遠足』をご購入いただいた皆様につきましては、本文末尾に正誤表を付記しましたのでそちらもどうぞご参照ください。

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『あたらしい遠足』に関するお詫びと訂正

 2014/11/24開催の第19回文学フリマにて頒布した『あたらしい遠足』を購入されたみなさまへお詫びと訂正があります。
 『あたらしい遠足』に寄稿していただいた作品のうち、尾瀬みさきさんの小説「月夜のドライブ」に、校正を経た改稿後の原稿ではなく、改稿前の初稿を掲載してしまう、という重大な編集ミスがありました。
 作者の尾瀬さんにはお送りいただいた作品をこのようなかたちで損なってしまったことを深くお詫び申し上げます。また『あたらしい遠足』を購入いただいたみなさまにつきましては不完全なかたちの冊子を頒布してしまったことを同じくお詫びいたします。大変申し訳ございませんでした。


 改稿前後で物語の筋には大きな変更はありませんが、複数箇所において描写が大きくことなっており、改稿前の原稿では作者の意図するところを正確にお伝えしきれていないこと、また改稿箇所が複数に渡るため正誤表での対応は難しいことから、作者の尾瀬みさきさんの了承のもと、代替措置として、「月夜のドライブ」の改稿後の原稿の全文を本ブログに掲載することに致しました。
 「月夜のドライブ」訂正版 全文掲載 - 稀風社ブログ
 こちらを持ちまして「月夜のドライブ」訂正版とさせていただきます。上述の記事にはまた『あたらしい遠足』書籍版と訂正箇所を照らしあわせた正誤表も掲載しております。合わせてどうぞよろしくお願いいたします。


 このたびはみなさまに大変なご迷惑をお掛けいたしました。今後このようなミスを繰り返さないよう、編集体制を見直すなど、再発防止に努めていきたく存じ上げます。どうか今後とも稀風社をよろしくお願いいたします。
 (稀風社 三上春海)

稀風社文フリ19新刊紹介―「あたらしい遠足」「稀風社の嬌声」―

 稀風社の文学フリマ19の新刊について紹介します。


【小説合同誌:新しい遠足】
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【目次】
月夜のドライブ - 尾瀬みさき(@sawaon)
愛はすべて、そしているか - 三上春海(@kmhr_t)
妖怪ウォッチ - 情田熱彦(@johnetsu)
レガシー - ヤナギメバル(@fumble__)
白球と葬送 - 鈴木ちはね(@suzuchiu)
あとがき

装丁・題字 - ねむる(@nemuruBlue)

頒価:500円

 一冊目は稀風社では初となる小説オンリーの合同誌です。尾瀬みさきさんは稀風社の冊子に寄稿していただくのははじめてとなります。


「吸血鬼は月に行けると思いますか」
「犬でも行った宇宙だ」
「昼も夜もない世界で、焼かれて死んだりしませんか」
「それはそれで悪くないような気がする」
「だめですよ。行くならちゃんと月まで行ってください」
「君がそういうなら頑張ってみるよ。六分の一の重力で生まれ育った人間の血の味っていうのも、ちょっと気になるし」

   ――月夜のドライブ(尾瀬みさき)


「ただの隙間だよ。役割の与えられた隙間。あるいはかつて役割を与えられていたけど、今ではその役割がなんなのかわからなくなっちゃった、そういう隙間があるんだよ」
   ――レガシー(ヤナギメバル


【短歌誌:稀風社の嬌声】
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【目次】
稀風社配信まとめ
・第13回 - 題詠「貝」
 参加者:鈴木ちはね(司会)、三上春海、情田熱彦、木屋瀬はしご、佐々木朔(ゲスト:早稲田短歌会)
・第14回 - 題詠「砂」
 参加者:三上春海(司会)、鈴木ちはね、情田熱彦、木屋瀬はしご、中村美智(ゲスト:北海道大学短歌会)、石井僚一(ゲスト:北海道大学短歌会)
・第15回 - 題詠「あいさつ」 
 参加者:情田熱彦(司会)、鈴木ちはね、三上春海、木屋瀬はしご、直泰(ゲスト:帰らせてくれ。)
評論:石井僚一特集
・まだ歌人じゃない -石井さんについて- 三上春海
・石井僚一「父親のような雨に打たれて」を読む 鈴木ちはね
短歌
・氷る月の世界で 三上春海
普通科高校の劣等生 鈴木ちはね
頒価:500円

 2冊目は短歌関係の冊子です。すてきなゲストを呼んで行ったSkype歌会「稀風社配信」の文字起こしの他、鈴木ちはね・三上春海の新作短歌7首、加えてふたりの緊急寄稿による評論『石井僚一特集』を収録します。石井僚一特集ではTwitterで話題を呼んだ鈴木さんのブログ記事の再録のほか、三上春海が上記の記事に触発されて二日で書き下ろた散文が収録されます。

上記の連作それぞれを編むたびに「短歌わかんねー」と言いながら、小さい文字で短歌がびっしり印刷されたコピー用紙を手に、「見てもらいたいんですけど」と言う石井さんをわたしは知っている。それをわたしはひとりの「人」が「歌人」に変わりゆく過程として見知っている。石井さんに「石井さんって歌人ですか」と聞いたら、彼は「えー?」とはにかみながら、きっと答えをはぐらかすだろう。彼はまだ、少なくとも彼自身にとっては歌人ではない。彼はまだ歌人じゃない。でも、これから歌人になってゆく。
   ――まだ歌人じゃない -石井さんについて-(三上春海)


 頒価はどちらも500円となります。文フリ19は11/24(月)、平和島東京流通センターにて開催です。ブースはF-11となります。文フリは入場無料です。どうぞよろしくお願いします。当日は三上は会場に向かいません。ブースには鈴木、情田らがいるとおもわれます。
 今回頒布する冊子について、稀風社を通しての通販はおそらく行われないとおもわれます。残部が発生した場合には中野区のタコシェさまにて委託販売を行うかと思いますが、発行部数は多くないため、場合にはよっては会場内で売り切れるかもしれません。どうしても手に入れたいというかたは@suzuchiuまたは@kmhr_t宛に、もしくは当ブログのコメント欄にて、取り置きをご依頼ください。
 それでは、どうぞよろしくお願いいたします。 id:kamiharu

第19回文学フリマに出店します+新刊出ます

 こんにちは。id:kamiharuです。
 2014/11/24(月祝)に予定されている第19回文学フリマへの稀風社の出店予定をお知らせします。
 ブースは1FのF-11となります。F-10「fulidom.com」さま、F-12「中東短歌」さまの隣ですね。どうぞよろしくお願いいたします。


 そして今回の文学フリマでは新刊を二冊頒布する予定です。
 一冊目は小説の合同誌、タイトルは『あたらしい遠足』です。執筆者は、尾瀬みさき(@sawaon)、情田熱彦(@johnetsu)、ヤナギメバル(@fumble__)、鈴木ちはね(@suzuchiu)、三上春海(@kmhr_t)を予定しています。また装丁は『稀風社の粉』以来となるねむる(@nemurublue)さんの予定です。
 二冊目は短歌の本になります。タイトルは『稀風社の嬌声』。こちらは過去三回の稀風社配信(第13回~第15回)の文字起こしと、鈴木ちはね&三上春海の新作短歌七首を収録する予定です。配信のゲストは、第13回が佐々木朔さん(早稲田短歌)、第14回が石井僚一さん(@is_hi_i,北大短歌)と中村美智さん(@nakamiihaa,北大短歌)、第15回が直泰さん(@antyoku,帰らせてくれ)となっています。


 頒価など詳細については追ってお知らせいたします。今回もまたどうぞよろしくお願いいたします。