稀風社ブログ

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稀風社は鈴木ちはね(id:suzuchiu)と三上春海(id:kamiharu)の同人誌発行所です。問い合わせはkifusha☆gmail.com(☆→@)へ。

連載

稀風社の2023秋(仮)

ネットプリント「稀風社の2023秋(仮)」WEB版を公開いたします。 鈴木ちはねと三上春海の短歌連作(新作)を掲載しています。 (記事後半には同じ連作を横書きテキスト形式で再掲しています)

稀風社の2023春(仮)

ネットプリント「稀風社の2023春(仮)」WEB版を公開いたします。 鈴木ちはねと三上春海の短歌連作(新作)を掲載しています。 (記事後半には同じ連作を横書きテキスト形式で再掲しています)

よい島・一首評03

東京文フリ24新刊「よい島」より、三上春海「犬の国」の一首に対する小田島了の評です。

よい島・一首評02

東京文フリ24新刊「よい島」より、鈴木ちはね「感情のために」の一首に対する三上春海の評です。

よい島・一首評01

東京文フリ24新刊「よい島」より、小田島了「春の形骸」の一首に対する鈴木ちはねの評です。

『誰にもわからない短歌入門』試し読み(4/4) 花山周子×鈴木ちはね×三上春海

『誰にもわからない短歌入門』試し読み企画四日目 試し読み企画は今回で最終回となります。今回は前回にアップした鈴木ちはねの評に対する三上春海の返信を掲載します。 (第三回は以下のリンク先でご確認ください) 『誰にもわからない短歌入門』試し読み(3…

『誰にもわからない短歌入門』試し読み(3/4) 花山周子×鈴木ちはね

『誰にもわからない短歌入門』試し読み企画三日目 今回は三上春海が選んだ一首に対する鈴木ちはねの評を掲載します。

『誰にもわからない短歌入門』試し読み(2/4) 永井祐×三上春海×鈴木ちはね

『誰にもわからない短歌入門』試し読み企画二日目 今回は第一回にアップした三上春海評に対する鈴木ちはねの返信を掲載します。 (第一回は以下のリンク先でご確認ください) 『誰にもわからない短歌入門』試し読み(1/4) 永井祐×三上春海 - 稀風社ブログ

『誰にもわからない短歌入門』試し読み(1/4) 永井祐×三上春海

『誰にもわからない短歌入門』試し読み企画一日目 本日より四日間,稀風社の東京文フリ21新刊『誰にもわからない短歌入門』の本文より一部を試し読み用に当ブログに掲載していきます。 一日目の今日は鈴木ちはね推薦の一首に対する三上春海の評を掲載します。

海岸幼稚園特集第3回『かみはる幼稚園入園案内』(鈴木ちはねによる三上春海短歌3首+α鑑賞)

死を愛し光を愛し砂と化す俺のお腹をジープよ進め (『海岸幼稚園』所収) この短歌には僕が出会ったころから一貫して変わらない三上春海と、常に進化し続ける表現者としての三上春海の姿が凝縮されているような感じがして、数ある三上春海の短歌の中でも僕…

海岸幼稚園特集第2回「表紙とブックカバーと目次まんが」

今回の更新は「海岸幼稚園」のイラストワークスを紹介します。 【表紙】 (@dot_aia) 【ブックカバー】 (@nemurub) 【目次まんが】 (@ssorcc) 『稀風社の薄情』に引き続き.あいあ(@dot_aia)さんのイラストが「海岸幼稚園」の青い表紙です。 ブックカ…

海岸幼稚園特集第1・5回『短歌というトーテムポール』(情田熱彦による解説の解説)

「海岸幼稚園」に解説を寄せました、情田熱彦です。 俺の方からは短歌初心者に向けた記事ということで、題詠からはじめる短歌入門を書きました。こちら。 http://johnetsu.hatenablog.jp/entry/2014/05/02/205335 上の記事では書かなかったんですが、三上さ…

海岸幼稚園特集第1回『人間 vs 鈴木ちはね』(三上春海による鈴木ちはねの短歌3首)

1 短歌は人間で遊べる 鈴木ちはねは人間を粘土のようにこねる。『海岸幼稚園』に収録された鈴木ちはねの歌には「核兵器好き好き会社員」「原型を留めていない兄たち」「一億総巡査時代」「セルフ全否定くん」「ちゃくばらいおじさん」「もとばらいママ」「…

予告、あるいは海岸幼稚園特集にあたっての序言のような付記

本ブログにおいて『海岸幼稚園』の特集を組む。 稀風社の新刊『海岸幼稚園』から鈴木ちはねの短歌3首を三上春海が、三上春海の短歌3首を鈴木ちはねが紹介する。紹介は批評でもあるが、たぶん私たちは精緻なテクストの読解(レトリックの執拗な分析、音素の…

すずちうさんの短歌について 第6回:すずちうさんの短歌のこれから、への導入

さて。以上私たちが確認してきたように*1、これまでのすずちうさんの短歌は、今まで確認してきた「1.普遍性」「2.物語性」「3.ユーモア」「4.〈私〉の不在」の4つのキーワードによっていくらか分析することが可能とおもわれる。このキーワードを発…

カミハルさんの短歌について 第4回:詩人の不在

透明度 私のいない湖を見つめ続ける私の瞳 便利な言葉だからここまでずっと詩情詩情と言ってきているのだけれど、そもそも「詩情」とはいったい何なのだろう。「詩情」を紡ぎ出し、読み取り、共有する「詩人」とはどこにいるのだろうか。また、それらは果た…

カミハルさんの短歌について 第3回:カミハルさんのユーモア

前回すごくガチガチの話をしてしまったように思うので、今回はやわらかめの話をしてみたい。というより、今までずっと「各論」ばかりを語ってきて、「本論」が置き去りになってしまっていたように思う。カミハルさんの短歌は、まず第一に、面白いのだ。 幸せ…

カミハルさんの短歌について 第2回:「AEDマスターめざせ女の子」をめぐって

AEDマスター目指せ女の子 赤い真夏は体育館に という歌がある。これ自体はすごくいい歌だと思う。何より僕がこの歌を好きだ。 AED講習って一般的にはすごくかったるいものだと認識しているのだけど、おまけに「赤い真夏」の体育館。あづい。僕だったら一刻も…

カミハルさんの短歌について 第1回:とりのこされる抒情

どうも、id:suzuchiuです。id:kamiharuさんに「ブログにアップする用の記事を何か書け」と言われたので、これから何回かに分けて、カミハルさんの短歌について書きます。 「もうばか」といって緑の皮膚をした疫病患者はとけてしまった すごくいい歌だと思う。…